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【診療放射線学科/大学院生の活躍】佐々木啓さんの研究論文が国際誌に採択されました!

佐々木啓さんの研究論文が国際誌に採択されました!

研究内容の概要
現在、手のひらなどの無毛皮膚への能動的な刺激を与えたときに賦活する脳部位は明らかになっていません。本研究はfMRIを用いて様々な種類の球体によって対象者に能動的な刺激を与えたときの脳の賦活部位を特定しました。特に、スクイーズボールを把持した時に扁桃体に有意な賦活がみられました。


佐々木さんのコメント
扁桃体はこれまで、ネガティブな感情に関係する脳部位として知られてきましたが、最近の研究では心地よさなどのポジティブな感情にも関係することが明らかになっています。本研究では、スクイーズボールを把持した時に扁桃体が賦活したことで、心地よさが生じた可能性が示唆されました。今後、心地よさに関係する脳機能メカニズムを解明することで、うつ病、不安、ストレス、疼痛などの軽減に期待できます。

研究成果のポイント
1.無毛皮膚へ能動的な刺激を与えたときの脳賦活部位を明らかにしました。
2.fMRIおよびSPM12ソフトウェアを用いて撮像・解析を行いました。
3.スクイーズボールを把持することで扁桃体が賦活することが明らかになりました。

原論文情報
Sasaki K, Sakurai N, Yuguchi Y, Kasai S, Kodama N. Identification of areas of the brain activated by active stimulation in hairless skin. Behav Brain Res. 2023 Nov 10:114758. doi: 10.1016/j.bbr.2023.114758. Epub ahead of print. PMID: 37952686.

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